昨年度焼津市のふるさと納税寄付額106億円余

昨年度焼津市に寄せられたふるさと納税の寄付額は106億円余りで、初めて100億円を超えました。
水産加工品や市内の工場で製造されたビールなど、地場産業を生かして多くの種類の返礼品をそろえたことなどが要因だとしています。

焼津市によりますと、昨年度のふるさと納税の寄付額は106億8693万円で、前の年度より30億円余り増え、初めて100億円を超えました。
また、受け入れの件数も69万8218件で、前の年度より20万件余り増えて過去最多となりました。
これについて、焼津市は、地場産業をいかして、マグロやカツオの加工品、地元の工場で製造されたビールなど約1600種類の返礼品をそろえたことで幅広くニーズに応えられたことなどが要因だとしています。
焼津市では、2016年から「ふるさと納税課」という専門の部署を設けて取り組みをアピールしながら寄付する人の意見を返礼品の企画に反映し、寄付を子育て支援や観光・交流などに使っているということで、今年度は寄付額のさらなるアップを目指しています。
焼津市の中野弘道市長は、「100億円を超えたことに、市の産業の幅広さと深さを感じた。製造力と企画力があらわれたと思う」と話していました。