浜松まつり 「御殿屋台引き回し」始まる

3日から始まった「浜松まつり」で、3日夜、「御殿屋台引き回し」が行われ、ライトアップされたきらびやかな屋台が市の中心部を彩りました。

浜松まつりの「御殿屋台引き回し」は、たこ揚げに使う大きなたこを、車輪のついた台車で運んだのが始まりとされています。
3日夜は、午後6時半から引き回しが始まり、浜松市の中心部を20あまりの町内会の人たちが、ラッパや太鼓を鳴らしながら高さ5メートルほどの屋台を引いて歩きました。
浜松まつりの屋台は、100点以上の豪華な飾りつけが施されているのが特徴で、屋台に乗った子どもたちが奏でるお囃子とともにライトアップされた各町内会の屋台が幻想的に街を彩っていました。
また、町内会の名前が入ったちょうちんを持った参加者が行進する「練り」も行われ、笛やラッパの音に合わせて「おいしょ、おいしょ」と掛け声をあげながらまつりの雰囲気を一層盛り上げていました。
5歳の娘と見物していた浜松市の40代の男性は「去年はまだ一部自粛していましたが、今回は制限がなくなったので去年より活気を感じます。子どもには祭りを通して健康に元気に自分らしく育ってもらいたい」と話していました。
「御殿屋台引き回し」は、4日と5日も午後6時半から9時まで行われ、85の町内会が屋台の引き回しを行う予定です。