”アジカン”後藤正文さん 藤枝のまちづくりと連携へ

人気ロックバンド「ASIANKUNG−FUGENERATION」のメンバーで島田市出身の後藤正文さんが、藤枝市などが進めるまちづくりの事業と連携して、地元で音楽スタジオの整備などに取り組むことになりました。

藤枝市は地元の商工会議所や観光関係者などとともに、旧市街地の活性化に向けた協議会を設置してまちづくりの事業を進めています。
27日、この協議会が市内で開いたイベントに「ASIANKUNG−FUGENERATION」のボーカルとギターで、島田市出身の後藤正文さんが参加しました。
この中で後藤さんは藤枝市などのまちづくり事業に連携する形で市内にある蔵を音楽スタジオに改装し、ミュージシャンが練習や収録に取り組める場を提供するプロジェクトを立ち上げることを明らかにしました。
後藤さんは「旧東海道の近くにあって天井が高い、うってつけの場所を見つけることができた。これから音楽を始める人が希望を持てるといい」と話していました。
後藤さんは地域の住民らとともにプロジェクトを運営する団体を立ち上げていて、今後はクラウドファンディングで資金を募ることなどを計画しています。
イベントを開いた藤枝旧市街地活性化協議会の江崎晴城会長は「後藤さんはまちのにぎわいに寄与してくれると思うので、ぜひとも一緒になって旧市街地の文化や歴史、芸能を新しい形で盛り上げていければ」と話していました。