茶畑の中心で愛を叫ぶ! 菊川市で開催

茶の生産が盛んな静岡県菊川市で茶畑に囲まれた高台から大切な人への思いを大声で叫ぶ、ユニークな催しが開かれました。

「茶畑の中心で愛を叫ぶ!」と題されたこの催しは、菊川市本所の茶畑に囲まれた公園で毎年、秋に開かれていましたが、ことしは新茶の季節にあわせて開催されました。
市の内外から参加した80人は交代で高台に立つと、茶畑に向かって大切な人への愛情や感謝の気持ちを大声で叫びました。
このうち、常葉大学附属菊川高校美術・デザイン科の女子生徒4人は指導を受けている教員に向けて「先生たちが大好きだ」というメッセージを歌に乗せて伝えました。
また、地元で手話の普及に取り組む市民グループは「私たちが大好きな菊川市。みんなが手話を覚えてくれたら幸せ」と手話を交えながら伝えました。
このほか、菊川市消防本部の救助隊員の男性が交際相手へのプロポーズの練習として「結婚してください」と叫ぶと大きな拍手が送られ、会場は和やかなムードに包まれていました。
先生や両親に対する感謝を伝えた高校2年生の女子生徒は「ふだん伝えられない気持ちを伝えることができて心がすっきりしました。もっと多くの人たちに感謝の気持ちを伝えたいです」と話していました。