能登半島地震の支援受け石川県穴水町の町長が知事に感謝の意

能登半島地震を受けて県が支援している石川県穴水町の町長が、5月退任する川勝知事を表敬訪問し、これまでの取り組みに感謝の意を示しました。

県庁を訪れたのは、穴水町の吉村光輝町長です。
ことしの元日に発生した能登半島地震で、県は総務省などの調整で穴水町を集中的に支援し、これまでに避難所の運営支援や住宅の被害調査などにあたってきました。
吉村町長は、「感謝」という文字が書かれたワインやクッキーを持参し、川勝知事に町内で製造や販売が再開するまで復旧が進んでいると伝えました。
そのうえで、「静岡県中心の支援がなければ、発生からの1か月間は乗り切れなかったと思う」と述べ、県の取り組みに感謝の意を示しました。
これに対し、川勝知事は、「厳しい災害に遭い、復旧は簡単ではないと聞いている。そういったなかでも製造が再開できるまで復旧できてよかった」と述べました。
県は土木の職員2人と林業の職員1人の計3人を来年3月まで穴水町に長期的に派遣するなど引き続き支援を続けることにしています。
訪問の後で吉村町長は、「静岡県からは自治体の職員だけでなく民間のボランティアにもたくさん来てもらっている。皆さまに感謝申し上げたい」と話していました。