富士市の自動車学校が能登半島地震被災地にマイクロバス寄付へ

能登半島地震の被災地を支援しようと、富士市の自動車学校がマイクロバスを寄付することになり、市民にバスの車体などに応援メッセージを書いてもらおうという取り組みが行われました。

富士市の自動車学校は、能登半島地震の被災地を支援しようと、29人乗りのマイクロバスを、能登町でまちおこし活動に取り組んでいる市民団体に、4月26日に寄付する予定です。
21日は、自動車学校が開いたイベントにあわせてマイクロバスが展示され、学校に隣接する県立吉原工業高校の生徒会のメンバー6人が、イベントに訪れた人たちに、バスの車体や横断幕にメッセージを書いてもらうよう呼びかけました。
訪れた人たちは、ガラスなどに書ける特殊なクレヨンを使って「1日も早く元気になってください」などといったメッセージを次々に書き込んでいきました。
生徒たちは、被災地支援のための募金活動も行い、訪れた人たちが取り組みに協力していました。
昭和自動車学校の齊藤貴宣社長は「被災地の交通に関わることで、生活の再建の後押しできないかと考えた。能登町の皆さんには一刻も早く元通りの生活に戻ってほしい」と話していました。
また、吉原工業高校生徒会の秋山愛夢音副会長は「集まったお金は、工業高校のモノづくりの技術を使って被災地に役立つ物を製作する資金にあてたいとです」と話していました。