洗面器・バケツなどプラ製品を再利用する実証実験 掛川市

これまでゴミとして捨てられていた洗面器やバケツなどのプラスチック製品を再利用する実証実験が掛川市で始まりました。

実証実験は、掛川市が包装や容器として使うプラスチックだけでなく、プラスチック製品も再利用しようと始めたもので、リサイクル業者などと連携しています。
回収用のコンテナが設置されたホームセンターの駐車場では久保田崇市長ら関係者が出席して式典が行われました。
回収の対象となるのは洗面器やバケツ、それに衣装ケースなど、これまで家庭ゴミなどとして捨てられていたプラスチック製品です。
回収されたあと、リサイクル業者が新たな製品の原料として使えるように加工するということです。
ラスチック製品を持ち込んだ50代の女性は、「ゴミとして扱われてきたものが再資源化できる時代に合った取り組みだと思います」と話していました。
実証実験はことし9月いっぱい行われ、市は、経済効果やコストなどを検証することにしています。
久保田崇市長は、「実験によって回収したものが製品になるまでの循環ルートを確立できれば全国的なモデルケースになると思います」と話していました。