“インクルーシブ社会” 浜松市で体験イベント開催へ

年齢や性別、障害のあるなしに関係なくお互いを尊重する「インクルーシブ社会」を体験するイベントが、ことし6月に浜松市で初めて開催されるのを前に実行委員会のメンバーが市長を表敬訪問しました。

浜松市の中野市長を表敬訪問したのは、「インクルーシブ社会」を目指す体験イベントの実行委員会です。
インクルーシブ社会とは年齢や性別、障害の有無などに関係なくお互いを尊重する社会のことで、イベントでは、誰もが参加できるスポーツやワークショップのほかに、浜松市の食材を使った料理の販売などを企画しているということです。
このうち、スポーツでは、その場で話し合って得点の入れ方や合図の送り方などのルールを自分たちで決めて新たな種目を作り上げるということです。
実行委員会のメンバーは、「インクルーシブ社会を作るには、市民の意識の変革が欠かせません。一緒に楽しむことを積み重ねて意識の高いまちを作っていきたい」とPRしました。
これに対し、中野市長は、「浜松が真っ先にインクルーシブな社会を作ると全国へ広がるかもしれませんね」と答えていました。
イベントは6月23日に浜名区の浜北総合体育館で開かれることになっています。
実行委員長で静岡文化芸術大学の中川晃准教授は、「無理をするのではなく楽しみながら自然とお互いを理解し合って欲しいと思います」と話していました。