久能山東照宮で「御例祭」 19代当主 家広さん司祭に 

4月17日は徳川家康の命日です。
静岡市の久能山東照宮では家康の遺徳をしのぶ「御例祭」が行われ、徳川宗家19代当主の徳川家広さんが司祭を務めました。

徳川家康は、1616年の4月17日、75歳で亡くなり、家康がまつられている静岡市駿河区の久能山東照宮では、毎年、命日に合わせて「御例祭」が行われています。
17日は徳川宗家19代当主の徳川家広さんが司祭を務め、装束を身にまとった神職や地元の人など約300人が参列しました。
一行は、木遣りに先導されながら社殿に進み、宮司が祝詞をあげたあと、家広さんが玉串を捧げました。
このあと一行は、社殿の奥にあり、家康がまつられている「神廟」と呼ばれる石の塔を参拝し、家康の遺徳をしのびました。
徳川家広さんは、「家康公に『私たちをお守りください、社も思い出も一生懸命守ります』と心の中で唱えながらお参りしました。日本では能登半島地震などの天変地異、世界では戦争と、人が苦しむことが多発していますが、この国の平和が続くことを祈っています」と話していました。