園児がレンゲの花摘み楽しむ 富士市

富士市で、田植え前の水田で育てられたレンゲの花が見ごろを迎え、地元の幼稚園の園児らが花摘みを楽しみました。

この取り組みは田んぼで育てたレンゲを肥料にするという昔ながらの風景を地域に伝えていこうと富士市の市民団体が毎年行っています。
12日は、地元の須津幼稚園の園児約70人が広さ3500平方メートルの水田を訪れました。
レンゲの花は今、見ごろを迎えていて田んぼは一面、ピンク色に染まっています。
子どもたちは市民団体のメンバーから「水たまりに気をつけて摘んでください」などと説明を受けたあと、レンゲの花つみを楽しみました。
ぬかるんだ田んぼで足をとられないように注意しながら夢中になって花をつんでいき、「お母さんにあげたい」とか「レンゲの畑でお米が育ってほしい」などと笑顔で話していました。
レンゲを育てている「富士山のふもとの郷を守る会」の鈴木昌孝さんは「子どもたちがレンゲを摘んだという思い出が残るよう、できるだけ長く活動を続けていきたい」と話していました。