SNS通じうその投資話 伊東市の男性が約2800万円被害

伊東市の60代の男性が、SNSを通じてうその投資話をもちかけられ、あわせて約2800万円を指定された口座に振り込んで、だまし取られました。
県内ではSNSによる投資の勧誘をきっかけにした同様の詐欺の被害が急増していて、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、去年10月下旬、伊東市に住む60代の男性がFacebookに掲載されていた投資の広告をクリックしたところ、LINEでのやりとりに誘導され、外国為替の売買に関する投資をもちかけられました。
男性はことし2月下旬までの間に、指定されたインターネットバンキングの口座に、10回以上にわたってあわせて約2800万円を振り込んだということです。
男性は投資の利益が自分の口座に入金されないことなどを不審に思い、知人に相談して被害が発覚したということで、警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、県内ではことしに入ってから10日までに、SNSでの投資の勧誘をきっかけにした同様の詐欺の被害が21件確認され、被害額は6億763万円にのぼっています。
警察は「SNS上で知らない相手から投資をもちかけられたら詐欺だと疑ってほしい」と注意を呼びかけています。