レモンを特産品に!磐田市で栽培方法紹介する講習会

レモンを地元の特産品にしようと磐田市は栽培を始めようという人たちへの支援事業を進めていて、10日は栽培方法を紹介する講習会が開かれました。

磐田市では、地域で生産が盛んな茶農家などの経営を安定化させるため、別の作物の生産を促そうとレモンの産地化を支援する事業を今年度から行っています。
10日は、レモンの栽培方法を紹介する講習会が開かれ、地元の茶農家約20人が参加しました。
講習会では、JA担当者が実際に苗木を植え付けながら、成長を促すための苗木の枝の切り方や、乾燥を防ぐために苗木の周りに土を盛って水を与えることなどを説明していました。
レモンの実がなるまでには約4年かかるということで、磐田市は2030年までに市内の作付面積を100ヘクタールとすることを目標に、生産にかかる費用の補助などを進めることにしています。
講習会に参加した農家は、「お茶は収穫の回数が多く、農家の高齢化に伴って離農する人たちが増えてきている。レモン栽培を始めることで、作業が軽減されて農地を存続につながるのではないか」と話していました。