掛川市で約300年前から伝わる春祭り「三熊野神社大祭」

満開の桜のもと、掛川市で約300年前から伝わる恒例の春祭り「三熊野神社大祭」が行われました。

掛川市横須賀地区に春の訪れを告げる「三熊野神社大祭」は、約300年前に当時の横須賀城主が江戸の天下祭りをこの地域に伝えたのが始まりとされています。
神社ではひょっとこやおかめの面を付けた地元の小中学生が笛と太鼓の演奏に合わせて舞い踊る県の無形民俗文化財の「三社祭礼囃子」が奉納されました。
このあと戦国武将の人形などで飾りつけられた高さ6メートルあまりの「祢里」と呼ばれる13台の山車が、江戸時代の面影を残す街道に次々と繰り出して威勢のよいかけ声とともに引き回されました。
街道には多く見物客が訪れ、写真を撮るなどして勇壮な祭りを楽しんでいました。
祢里を引き回した30代の男性は、「若い人から年上の人までみんな分け隔てなく楽しめるお祭りだと思います。見物に来てくれた人たちにも楽しさが伝わればうれしいです」と話していました。
三熊野神社大祭は7日も行われます。