塩谷元文部科学相 離党勧告 地元の浜松市民は・・

派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で自民党は安倍派と二階派の議員ら39人の処分を決定しました。
安倍派幹部で浜松市が地元の塩谷・元文部科学大臣が離党勧告となり、地元では処分は妥当だとする声や政治への不信感が残るといった声などが聞かれました。

今回の問題で自民党は4日、党本部で党紀委員会を開き、安倍派と二階派の議員ら39人の処分を決定しました。
このうち安倍派で派閥の座長を務めた浜松市が地元の塩谷・元文部科学大臣は離党勧告となりました。
塩谷・元文部科学大臣は記者団に対し「非常に厳重な処分で残念だ。検察の捜査を受け、政治倫理審査会に出席し、事実を正直に話したので、事実に基づいて判断してもらいたかった。党紀委員会がどの程度の役割を果たしたか疑問だ」と述べました。
また記者団から離党する考えがあるか問われたのに対し「まずは説明を聞き、地元の後援会とも相談する必要があると思っている。その上で結論を出したい」と述べました。

地元では処分は妥当だとする声や政治への不信感が残るといった声などが聞かれました。このうち、70代の男性は「処分は当然じゃないかと思う。一部の人に責任をとらせているが、首相も責任をとるべきだと思う」と話していました。
30代の女性は「もらったお金が結局、どこに行って返ってこないことなど、説明もよくわからないままだった。離党勧告も本人は厳しい処分として納得していないようだが、個人的には妥当だと思う。ただ、一部の人だけ処分されたことは、自民党の黒い部分が出たのではないか」と話していました。
また、18歳の男性は「重い処分を受けたけど、自民党そのものが刷新していかないといけないと思う。処分自体は妥当だと思うが、自民党全体への不信感は残ったままだ」と話していました。