浜松市のスーパー オンラインで生産者・買い物客が交流

地元産の野菜や果物の魅力を直接、消費者に伝えてもらおうと、浜松市のスーパーで生産者と買い物客をオンラインで結んで交流をしてもらう取り組みが始まりました。

浜松市中央区のスーパーで始まったこの取り組みは、スーパーの青果売り場に小型のカメラとモニターを設置し生産者とオンラインで結んでリアルタイムで買い物客と交流してもらうものです。
直接つながることで、生産者が日頃は伝えられない農産物の魅力や栽培時のこだわりなどをアピールできるとともに、買い物客にとってもおいしい農産物の見分け方や調理法などを質問できる利点があるとしています。
取り組みには、県西部の野菜や果物の生産者が複数参加することになっていてきょうは、浜松市内でかんきつ類を生産する岩井宏樹さんが対応しました。
試食をした買い物客たちはカメラに向かって「おいしいです」と感想を伝えたり、たくさんある種類の中からどれが甘くて酸味が少ないのかなど質問したりしていました。
この取り組みは毎週火曜日と土曜日の午前11時と午後3時の2回、行われるということです。
2歳の子どもがいる母親は「生産者の顔が見えると安心につながってうれしいです。新鮮なものの見分け方など聞いてみたいです」と話していました。
生産者の岩井さんは「直接、感想が聞けるととても身近に感じて励みになります」と話していました。