川勝知事 新人職員を前に能登半島地震などを踏まえて訓示

新年度を迎え、県庁では、川勝知事が、新人職員を前に、能登半島地震などを踏まえて「どうしたら困っている人の力になれるか考えるくせをつけてほしい」などと訓示しました。

この春、県に採用された職員は233人で、辞令は配属された部署で交付されましたが、このうち、本庁の配属となった75人を前に、1日午後、川勝知事が訓示しました。
この中で、川勝知事は、「能登半島ですさまじい地震がありまだ厳しい生活をしている人々がいる。一番最初に心に留めてほしいのは危機管理です。静岡県でも南海トラフ地震が発生すれば大きな被害が出る想定があり能登の地震は決して人ごとではなく自分の管理を最優先に人を助けるために何をすべきか心得ておかなければならない」と述べました。
そして、公務員の心構えとして、「心は素直でうそ偽りを言わず、上にへつらうことなく人が困っている時に助けるのが我々の仕事である。どうしたら力になれるか考えるくせをつけてほしい」と呼びかけました。
新人職員たちは、今後は研修を受けながら職務にあたるということです。
交通基盤部に配属された兼岩奈央さんは、「社会人としてまだわからないことが多いが県職員として恥ずかしくないように仕事に取り組んでいきたい」と話していました。