県警 津田新本部長「大規模災害に備え関係機関と連携し対応」

静岡県警察本部の新しい本部長に着任した津田隆好氏が会見し、能登半島地震を踏まえ、県内での大規模な災害に備えて関係機関と連携して対応していく考えを示しました。

津田本部長は大阪・高槻市出身の56歳。
平成3年に警察庁に入り、鳥取県警察本部の本部長や大阪府警察本部の副本部長などを歴任し、29日付けで静岡県警察本部の本部長に着任しました。
29日の記者会見で津田本部長はまず、元日に発生した能登半島地震について、「もし同じような地震が伊豆半島で起きたらどうなるのかと頭によぎった。関係機関と連携して、地震が起きた際にどう対応すべきかしっかり考えていきたい」と述べました。
その上で、副本部長を務めていた大阪府警察本部で事件とは無関係の人を誤って逮捕する問題が相次いだことに触れ、「逮捕は一歩間違えば人権侵害になるので、改めて静岡県でも人権の大切さを徹底していきたい」と述べました。
一方、おととし9月から約1年半にわたって本部長を務めてきた大原光博氏は、29日付けで近畿管区警察局長に就任します。