「高校生平和大使」静岡代表 焼津市の女子生徒が活動報告

若い世代の立場から核兵器の廃絶を訴える「高校生平和大使」の静岡県の代表として活動した焼津市の女子生徒が28日会見を開き、スイスにある国連のヨーロッパ本部を訪問したことなどを報告しました。

28日は「高校生平和大使」の静岡県の代表に選ばれた、焼津市在住で静岡雙葉高校1年生の中野愛子さんなどが県庁で会見を開き、今年度の活動を報告しました。
中野さんは去年8月、全国から平和大使に選ばれた生徒たちとともにスイスのジュネーブにある国連のヨーロッパ本部を訪問し、新型コロナの影響で提出できなかった分も含めて、核兵器の廃絶を求める約62万人分の署名を提出したということです。
また、訪問のなかで中野さんは、アメリカが行った水爆実験で被ばくした焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」についてスピーチし、元乗組員の久保山愛吉さんが残した「原水爆の犠牲者は私を最後にしてほしい」ということばを紹介したということです。
中野さんは「4年ぶりに国連の本部を訪れて交流することができたので、来年度以降の活動にもつながると思う。平和のバトンを途切れさせることなく活動にまい進したい」と述べました。
また、「第五福竜丸」の被ばくから3月1日で70年となったことについては、「元乗組員たちが風評被害などで苦しんでいた過去をしっかりと学び、平和な世界をつくるために行動を起こす必要がある」と話していました。