「紅麹」成分含む食品摂取 浜松市で1人腎機能数値悪化で相談

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを相次いで発症した問題で、食品を摂取した1人から「摂取後に腎機能の数値が悪化した」という相談が浜松市に寄せられていたことがわかりました。

小林製薬は、「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことから、この成分を含む3種類の機能性表示食品の自主回収を進めています。
浜松市によりますと25日、回収の対象となっている商品を摂取していた市内の1人から「摂取後に腎機能の数値が悪化した」という相談が寄せられたということです。
本人に体調不良などの自覚症状はなく、医療機関で受けた定期検査で摂取後に数値が変化していたことが確認されたということです。
市は聞き取った内容を国に報告したということです。
この問題をめぐって、静岡県は自主回収の対象となっている食品を購入した人は、ただちに口にするのをやめ、体に異常がある場合は、医療機関を受診するか最寄りの保健所に相談するよう呼びかけています。