静岡駅北口の再開発ビルに大学や専門学校の新キャンパス

JR静岡駅北口にこのほど完成した地上15階建ての再開発ビルに大学や専門学校のキャンパスが入ることになり、駅前エリアの活性化に期待が寄せられています。

JR静岡駅北口に完成したのは、地下1階、地上15階建ての再開発ビル「M20」です。
ビルの4階から12階には静岡理工科大学グループのキャンパスが入り、およそ850人の学生が通う予定で、低層階の商業施設などとあわせて駅前エリアの活性化に期待が寄せられています。
このうちグループのデザイン専門学校では26日と27日にオープンキャンパスが開かれていて、事前に予約した200人余りの高校生が訪れています。
専門学校では、新年度から美容科やヘアメイク科、それにCGデザイン科を新たに設けることになり、訪れた人たちが学科の実技を体験していました。
オープンキャンパスに参加した静岡市の高校1年生の女子生徒は「美容に興味があって体験しにきました。将来は美容師になってたくさんの人に憧れられる人になりたい」と話していました。
ビル内には専門学校のほか大学の研究室や社会人向けのセミナーなどを行う「地域協働センター」も設けられ、地域に開かれたキャンパスを目指しているということです。
静岡理工科大学の杉浦哲理事長は「ここを中心にさまざまな活動を広げ、新たな地域連携、産官学連携を推進したい。街中のにぎわいづくりと学びの場の提供で貢献できれば」と話しています。