川勝知事「誤解招く発言だったことは反省している」

川勝知事は、3月に女子サッカーチームが表敬訪問した際に、「男の子はお母さんに育てられる」と発言したことについて、26日の定例会見で、ジェンダーギャップを助長するのではないかとの指摘に対し、「誤解を招く発言だったことは反省している」と述べました。

県によりますと、3月13日、女子サッカーなでしこリーグ1部のチームの選手たちが、川勝知事を表敬訪問した際に、知事が「男子サッカーのサムライブルーの礼儀正しさやスポーツマンシップは、男の子はお母さんに育てられるからだ」などと発言したということです。
26日の定例会見で、この発言が社会における男女間の格差「ジェンダーギャップ」を助長しているのではないかと指摘を受けたのに対し、川勝知事は「侍の子を育てるのは両親で、サムライスピリットは男女ともに持っているという脈絡で言った。子育ては両方がやるもので優劣はない。撤回はしないが誤解を招く発言だったことは反省している」と述べました。
川勝知事は、自身の不適切な発言が相次いだ中、去年7月の県議会で不信任決議案が否決された後には、「今後、不適切な言動があったら辞める」と述べていますが、今回の発言については不適切だと認めず、「誤解を与えているなら話せばわかってもらえる」と述べました。