菊川市が発掘調査を行った古墳の3次元データをネットで公開

菊川市は、去年、発掘調査を行い、今は取り壊した古墳時代の古墳の3次元データについて、インターネット上での無料公開を始めました。

3次元データが公開されたのは、50年ほど前に菊川市高橋で発見された7世紀の古墳時代の「池之谷4号横穴墓」で、全長3.7メートル、高さ1.8メートルで、有力者の墓とみられています。
去年、発掘調査が行われ、道路整備に伴いその後、取り壊されています。
菊川市では、この古墳について、発掘調査の際に撮影した内部の写真およそ1000枚を組み合わせて精密な3次元データとして復元し、インターネット上での公開を始めました。
タブレットやスマートフォンで古墳全体の形や内部の構造を、あらゆる角度から確認することができます。
菊川市によりますと、現存していない古墳の3次元データが公開されるのは県内では初めてだということで、今後も市内の遺跡などの3次元データ化を進めたいということです。
菊川市社会教育課の伊藤匠主事は「市内には300から400程度の遺跡があります。現地に行かなくてもパソコンなどを通して遺跡を身近に感じてもらいたいです」と話していました。

3Dデータが見られるページはhttps://sketchfab.com/kikugawaー※maibun
※ー線は下線で半角です。