SNSの勧誘で“金への投資”もちかけ 約2400万円被害

SNSでの勧誘がきっかけとなる投資名目の詐欺被害が相次ぐ中、浜松市の男性がSNSで知り合った人物から金への投資をもちかけられて、計約2400万円をだまし取られました。警察が詐欺事件として捜査するとともに注意を呼びかけています。

警察によりますと、去年12月上旬、浜松市中央区に住む60代の男性が、Facebookで知り合った人物から金への投資をもちかけられました。
男性は2月上旬までに、この人物に指定されたインターネットバンキングの口座に8回にわたって計約2400万円を振り込んだということです。
男性は、毎回異なる口座に振り込むよう指示されることを不審に思い、警察に相談して被害が発覚したということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、SNSで知り合った相手からの投資の誘いは詐欺だと疑うよう注意を呼びかけています。
県警察本部によりますと、投資名目の詐欺や、恋愛感情を抱かせた上で投資などを持ちかけ、金銭をだまし取るいわゆる「ロマンス詐欺」は、ことし1月から2月末までに県内であわせて12件確認され、被害額は約3億8500万円にのぼっています。