休日の部活動「地域移行」へ 袋井市で陸上指導の体験会

休日の中学校の部活動を地域に移行する取り組みが各地で進む中、袋井市で陸上部の中学生が地元のインストラクターから指導を受ける体験会が初めて開かれました。

部活動と教員の働き方改革を両立させるため、国は今年度から、休日の中学校の部活動を段階的に地域に移行する方針を示しています。
こうした中、袋井市では20日、地域移行の実証事業として初めての体験会がエコパスタジアムで開かれ、袋井市と森町にある6つの中学校の陸上部から希望する生徒13人が参加しました。
生徒たちは短距離走や走り幅跳びなどあわせて5つの競技について、地元の陸上競技協会に所属する6人のインストラクターから指導を受け、それぞれの競技に必要な体の動かし方などについて学んでいました。
長距離走の指導を受けた袋井中学校の2年生の男子生徒は「専門家から多くのことを学べたので、とてもいい機会になりました」と話していました。
袋井市スポーツ協会の鈴木將夫副会長は「まずは休日の部活動を地域活動に置きかえて行きたいと思います。多くの部活動でこのような取り組みを続けたい」と話していました。
袋井市では今後、バスケットボールや吹奏楽などでも同じような体験会を開き、地域移行のあり方を検討することにしています。