「富士川かりがね橋」 富士市で開通式

交通渋滞の緩和などのために富士市内を流れる富士川に建設が進められていた「富士川かりがね橋」が9日開通しました。

「富士川かりがね橋」は富士市の岩本地区と対岸の木島地区を結ぶ長さ742メートルの片側一車線の橋で、東名高速と新東名高速道路の間に位置します。
県が総事業費130億円をかけて工事を進め、9日、橋の近くの中学校の体育館で川勝知事をはじめ関係者250人余りが出席して開通を祝う式典が開かれました。
川勝知事は「橋の完成によって東西の交流が活発になり、この地域の支えになることを願っています」とあいさつしました。
このあと出席者は橋の手前に移動して、テープカットをして完成を祝いました。
そして35台の車両にそれぞれ乗って渡り初めを行い、車窓から見える景色を楽しんでいました。
県によりますと橋の開通で周辺道路の渋滞の緩和や災害時の輸送ルートの確保、それに観光交流の拡大などが期待されるということです。
県富士土木事務所の大塚義則所長は「地域の皆さんの利便性が向上するよう期待しています」と話していました。