”移住したい場所”静岡県が初の4年連続1位

地方への移住希望者を対象に東京のNPO法人が行った「移住したい場所」のアンケート調査で、静岡県が初めて4年連続で全国1位になりました。
コロナ禍で移住がライフプランの選択肢として定着する中、首都圏からのアクセスの良さや豊かな自然などが改めて評価されたと分析しています。

地方への移住支援を行っている東京のNPO法人「ふるさと回帰支援センター」では、相談に来た移住希望者などを対象に「移住したい場所」のアンケート調査を行っていて、去年は、1万7056件の回答がありました。
このうち、窓口で相談した人に移住の希望先を尋ねたところ、複数回答で、静岡県が都道府県では初めて4年連続で全国1位となりました。
年代別では、30代、50代、60代、70代でいずれもトップでした。
2位は群馬県、3位は栃木県でした。
この結果について、NPO法人は、コロナ禍で移住がライフプランの選択肢として定着する中で、静岡県の首都圏からアクセスの良さや海や山など自然の豊かさ、温暖な気候が改めて評価されたと分析しています。
県によりますと、昨年度の県内への移住者は過去最多の2634人に上っていて、県企画政策課は、「静岡県は多様な地域性が強みなので、自治体などと連携し希望者のニーズにあった情報を今後も提供していきたい」と話しています。