御殿場市で歓迎式 能登高校のソフトテニス部員を支援

能登半島地震で学校が被災した石川県能登町にある能登高校のソフトテニス部を支援しようと、静岡県御殿場市は地元企業と協力して部員たちを受け入れていて、4日に市役所で歓迎式が行われました。

能登高校のソフトテニス部は、全国でも強豪として知られていますが、学生寮や練習場所が被災して部活動を続けることが難しくなり、2月には三重県の高校で一時的に部員を受け入れる支援が行われました。
その後も部活動の再開が見通せないことから、静岡県御殿場市は、地元の企業などと協力して2日から1、2年生の23人の部員と2人の教諭を受け入れていて、4日朝に市役所で歓迎式が開かれました。
この中で、勝又正美市長は「日本一の富士山が見守っておりますので、安心して勉学や練習に励んでください」とエールを送りました。
部員たちは3月22日まで地元の企業が運営する宿泊施設に滞在し、オンラインで授業を受けながら3月28日から名古屋市で開かれる全日本高校選抜大会に向けて練習を行うということです。
2年生の鳥竹柊生さんは「支えてくれた人たちに感謝しつつ、目標の日本一に向けて頑張りたいです」と話していました。
また、2年生の竹口陽菜さんは「富士山を初めて見ましたが、きれいで大きくて感動しました。勉強と部活動を一生懸命頑張りたいです」と話していました。