「浜松パワーフード」でグランプリの料理選ばれる

「浜松パワーフード」と名付けた地元の食材・地元料理人の推しの一皿を選ぶイベントが25日に行われ、生産者や子どもたちによる最終審査の結果、特産のトマトを使った料理などがグランプリに選ばれました。

イベントは、浜松産の食材のブランド化を図る団体が初めて企画したもので、浜松市内43の店が提案した料理のうち、一般投票で3位までに選ばれた料理について最終審査が行われました。
審査員は、地元の生産者や小中学生などおよそ40人で、「前菜」と「主菜」それに「ご飯と麺など」の3つの部門で味や独創性などを審査しました。
料理人が、それぞれのこだわりについて思いを語ったあと、審査員たちは試食し美しい彩りの盛りつけに驚いたり、食感のよさにうなずきあったりしていました。
審査の結果、各部門のグランプリには、▽特産のトマトを使った前菜と▽三ヶ日牛のすき焼き、それに▽ブランド牛のローストビーフを挟んだパンのセットが選ばれました。
審査に参加した中学生たちは「食材が甘かったり口の中でふわっと広がったりして、いままで食べた中で一番おいしかったです」などと話していました。
浜松パワーフード学会の秋元健一会長は「これを機会に料理人の腕を磨き、地域で採れる食材と料理のおいしさを世界に打ち出していきたい」と話していました。
イベントで審査された料理は、いずれも各店舗で提供され、新たなブランド料理としてPRするということです。