去年の富士山観測の記録 全体が見えた日40%余

2月23日は語呂合わせで「富士山の日」です。
富士市は「富士山観測の記録」を公表し、去年、富士山全体が見えた日は年間の40%余りだったとしています。

富士市は観光政策に生かそうと、1990年から富士山の姿がどの程度見えるか、市役所の建物から1日3回観測し、記録しています。
公表された去年の「富士山観測の記録」によりますと、「富士山全体が見えた日」は年間の42%にあたる154日で、前の年より13日多くなりました。
「一部が見えた日」は90日で同じく5日多くなりました。
一方、「まったく見えない日」は121日でした。
去年は、梅雨の時期にも晴れた日が多かったことが影響したとみられています。
月別では1月と2月、それに10月から12月にかけては「全体が見えた日」の割合が50%を超えました。
観測は、午前8時、正午、午後4時の3回行われていて午前8時が富士山全体が見える割合が高かったということです。
ふもとの天気が晴れでも富士山全体が見えなかった日は65%にのぼり、山頂付近の雲や霧が影響したものとみられています。
富士市企画課では「富士山が見えやすい日の傾向を日々の記録からまとめたので観光などに生かしてほしい」と話しています。
詳しい記録は富士市役所のHPで見ることができます。