地場産品をふんだんに 合格祈願弁当を受験生に 御前崎市

高校受験を控えた御前崎市の中学3年生に、地元の居酒屋が地域の特産品をふんだんに使った合格祈願の特製弁当を手渡しました。

この弁当は御前崎市の居酒屋が同じ市内を拠点に県西部の9か所で施設を展開する学習塾の注文を受けて作りました。
弁当には御前崎港で水揚げされたカツオを使った「カツ」や地元産の黒豚の角煮など地場の食材をふんだんに使ったおかずが入っています。
3年前、コロナ禍で苦しむ地元の飲食店や農家などを支えようと、学習塾からの注文を受けたこの居酒屋が受験生のための特製弁当をつくったことをきっかけに恒例になったということです。
17日は9か所の施設にあわせて176個が運ばれ、このうち、御前崎市にある施設には弁当を作った居酒屋の岸和田光弘店長が訪れて、生徒ひとりひとりに手渡していきました。
弁当を受け取った女子生徒は「カツオのカツがおいしそうで早く食べたいです。受験まで残り数日なので改めて勉強を頑張ります」と話していました。
岸和田店長は「地域の食材で作った地域からの応援弁当です。試験ではふだん以上の力を発揮してもらえればうれしいです」と話していました。