「毘沙門天大祭だるま市」始まる 富士市

「毘沙門さん」の愛称で親しまれている静岡県富士市の寺で、「日本三大だるま市」のひとつと言われるだるま市が、16日から始まりました。

富士市の妙法寺で江戸時代に始まったとされる「毘沙門天大祭だるま市」は、群馬県の高崎だるま市などと並んで、「日本三大だるま市」のひとつと言われています。
ことしは寺の境内や参道におよそ40のだるまの店が軒を連ね、だるまを売る人の威勢のよい声が響いていました。
販売されているだるまは、高さ3.5センチほどの手の平サイズのものから、70センチを超えるサイズまであり、訪れた人たちはひとつひとつ手に取って、品定めをしながら買い求めていました。
市内から訪れた会社員の男性は「職場で毎年購入しています。商売繁盛を願います」と話していました。
また、友人と子連れで訪れた女性は「だるま市と露店を子どもと一緒に楽しみたいです」と話していました。
だるまを販売している「杉山ダルマ店」代表の芦川博將さんは「人出はコロナ禍前に近づいていると感じています。気に入っただるまを持ち帰ってもらいたい」と話していました。
毘沙門天大祭だるま市は18日まで開かれ、期間中、およそ20万人の人出が見込まれるということです。