地域で連携呼びかけ 「オール浜松」で長期的に被災地支援を

能登半島地震の被災者の支援を行っている浜松市の企業などで作るネットワーク組織では、発生から1か月がたつ中、地域のNPO法人や大学、病院などに連携を呼びかけ、「オール浜松」で長期的に被災地を支える仕組み作りを進めています。

災害時に浜松市内の企業が連携して被災者の支援を行うネットワーク組織「はままつna net」は、西日本豪雨をきっかけに設立され、今では90を超える企業が参加しています。
能登半島地震では企業から提供されたガスボンベを直接届けたり、避難所でラーメンを提供するためにボランティアを派遣したりするなどの支援を行ってきたということです。
ネットワークでは地域のさまざまな団体に呼びかけて、「オール浜松」で長期的に被災地を支える仕組み作りを進めています。
子育て支援や市民活動などをサポートする2つのNPO法人との連携が決まり、この日は、被災地のニーズの共有や今後の支援のあり方について意見交換を行っていました。
ネットワークによりますと、地域の大学や病院などにも働きかけ、今後、参加が見込まれるということで、被災者にとって「必要な時」に「必要な支援」が届く仕組み作りを進めたいとしています。
連携を決めたNPO法人は「それぞれの得意分野を生かして充実した支援を行っていきたい」と話し、「はままつna net」の鈴木まり子さんは「オール浜松で支援を行うことでより適切で継続的な支援を行っていきたい」と話していました。