高校生の自転車事故増加で警察が通学中の高校生たちに呼びかけ

高校生の自転車事故が県内で増加していることを受けて、31日朝、警察官らが自転車で通学中の高校生たちに交通ルールの徹底を呼びかけました。

この取り組みは、静岡中央警察署が静岡南警察署などと合同で行ったもので、静岡市葵区の静岡高校近くの交差点に、警察官など14人が集まりました。
警察官らは、自転車で通学中の生徒に対し、停止線で一時停止をして、左右の安全を確認してから交差点を渡るよう呼びかけていました。
警察によりますと、県内で去年1年間に発生した高校生の自転車事故は789件で、3年連続で増加し、自転車事故全体の25.9%を占めているということです。
また、去年1年間に自転車に乗っていた際の事故で死傷した高校生のうち、ヘルメットを着用していたのは3.7%にとどまっていることから、警察官らが着用を呼びかけていました。
静岡中央警察署の齊藤行紀交通課長は「自転車の事故は出会い頭に起きるケースが多いので、時間にゆとりを持って行動し、ルールとマナーをしっかり守ってほしい」と話していました。