能登半島地震 車失った人たち支援で県内でも車の無償貸し出し

能登半島地震で車を失った人たちを支援しようと、県内でも無償で車を貸し出す取り組みが進められています。

取り組みを行っているのは東日本大震災のあと、宮城県石巻市で設立された「日本カーシェアリング協会」です。
静岡支部が置かれている富士市内の施設では、雪国で使用するためのタイヤに交換したり、車の移送を担当するボランティアが準備にあたったりと、被災地に車を送る対応に追われています。
協会では、車を無償で貸し出す取り組みを1月15日から行っていて、県内からもあわせて40台を被災地に届けることにしています。
しかし、能登半島地震で被災した人たちからは、これまでに530台あまりの申し出があり、全国で予定していた300台を超える要望が寄せられているということで、協会は新たに動かなくなった車の寄付も呼びかけています。
車は提携するリサイクル業者に持ち込み、換金したうえで被災地での車両の維持などの資金に充てるということです。
問い合わせは宮城県の石巻本部で、電話番号0225(22)1453です。
日本カーシェアリング協会静岡支部の森政文さんは「車の買い替えが多い2月から3月に協力を呼びかけることで、多くの支援が得られればと思います」と話しています。