静岡と大阪の子育て支援団体が協定 大規模災害時に相互支援 

大規模な災害が起きた際、避難者を受け入れたり物資を送ったりするなど互いに支援し合う仕組みを作ろうと、静岡と大阪の子育て支援団体が協定を結びました。

協定を結んだのは静岡県内の32の子育て支援団体でつくる「しずおか子育て防災ネットワーク」と大阪市で子育て世帯への防災教育などを行う団体、「ママコミュ!ドットコム」です。
23日はそれぞれの代表者が浜松市中央区の防災学習センターに集まり協定書を取り交わしました。
協定では、どちらかの地域で大規模な災害が起きた場合もう一方の団体が主体となって、子育て世帯や特別なケアが必要な子どもたちの避難の受け入れや物資を送るなどの支援を遠隔で行うとしています。
また、災害時にスムーズな支援ができるよう日頃から一緒に子育て世帯への啓発や防災教育を行うなど互いに協力し合う仕組みづくりを進めるということです。
静岡側の原田博子代表は「被災地では全員が被災者になり助け合うのが難しいので遠くの人たちが支援する仕組みが必要です。きめ細かい支援を行っていきたいです」と話していました。
一方、大阪側の出水眞由美代表は、「今後さらに全国でつながって、どこが被災しても遠くから助け合える仕組み作りを目指します」としています。