袴田さん再審6回目審理 姉ひで子さん弁護団長の遺影手に入廷

58年前、静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんの再審=やり直しの裁判は、16日、6回目の審理が行われています。
袴田さんの姉のひで子さんは、1月7日に亡くなった弁護団長の西嶋勝彦さんの遺影を手に、裁判所に入りました。

1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審をめぐっては、約20年にわたって弁護団長を務めてきた西嶋勝彦さんが、1月7日に82歳で亡くなりました。
16日、静岡地方裁判所で行われる6回目の審理を前に、報道陣の取材に応じたひで子さんは、西嶋さんの訃報について、「本当に長い間ご苦労さまでした、そして本当にありがとうという思いです。病気を押して無理して裁判所に来ていたので、もう半年長く生きていたら巌の無罪の判決を聞けていたのではないかと思うと残念です」と述べました。
そして、午前10時半前、ひで子さんは西嶋さんの遺影を手に、弁護団とともに裁判所に入りました。
午前11時から始まった審理で弁護団は、事件の発生から1年2か月後に現場近くのみそタンクから見つかり、確定した判決で有罪の決め手とされた「5点の衣類」について、改めて「捜査機関によってねつ造されたものだ」と主張しました。