掛川市で新年恒例消防の出初め式

掛川市で新年恒例の消防の出初め式が行われ、今回の能登半島地震を受けて、消防団員らが防火と防災活動にいっそう尽力することを誓いました。

掛川市の掛川城三の丸広場で行われた出初め式には、市内の消防団員と消防署員約530人が参加し、はじめに能登半島地震で亡くなった人などに黙とうをささげました。
続いて、久保田崇市長があいさつに立ち、消防の隊員7人と2台の車両を被災地に派遣していることを報告した上で、「消防団員の皆様には、あすはわが身という思いでさまざまなことに取り組んでもらい、心から敬意と感謝を申し上げます」と述べました。
このあと、掛川城の近くを流れる「逆川」の川べりに10台のポンプ車を並べて消防団員らが一斉に放水し、防火と防災活動にいっそう尽力することを誓っていました。
掛川市では去年1年間に、おととしより1件少ない35件の火災が発生し、1人が亡くなっています。
掛川市消防団の鈴木智彦団長は、「今回の地震では火災が広がるなど、消防の活動が困難になる事態が起きているので、地震や風水害に備えたしっかりとした体制を構築していきたい」と話していました。