能登地方の地震 県内からDMAT=災害派遣医療チーム派遣

石川県能登地方で起きた大地震を受けて被災地で医療活動を行う、DMAT=災害派遣医療チームが静岡県からも相次いで出発しました。

このうち、静岡市葵区にある県立静岡総合病院ではDMATのメンバーの医師と看護師、それに連絡役となる調整員のあわせて5人が派遣されることになりました。
出発を前にメンバーらは病院のワンボックスカーに医療品をはじめ治療の優先順位をつけるトリアージの際に使用する札、それに食料品などを次々に積み込みました。
そして、機材を最終的にチェックしたあと午後2時すぎに残るメンバーに激励されながら出発していきました。
県立総合病院によりますと、このDMATのメンバーは石川県七尾市にある能登総合病院に向かったあと具体的な活動場所が指示されるということです。
派遣される消化器外科の永井恵里奈医師は「災害の発生から72時間が重要だとされているので、被害の状況がまだはっきりしていないところもありますが、迅速に対応したいです」と話していました。
県によりますと、県内からはあわせて7つの医療機関が石川県に向けてDMATを派遣したということです。