掛川市の横須賀城跡で歴史文化と現代アートを披露

掛川市にある横須賀城の城跡で、歴史文化と現代アートを体験できるイベントが行われ、地元の高校生が伝統の祭り囃子を披露しました。

掛川市では、来年11月に開催される地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」に向けて、気運を盛り上げようと、地元に残る3つの城の城跡などを活用してプレイベントを行っています。
17日、イベントが行われたのは、戦国時代に徳川家康が築城させた横須賀城の城跡です。
この中で、県立横須賀高校の郷土芸能部の生徒7人は、およそ300年前から伝わる祭り囃子「三社祭礼囃子」を披露しました。
生徒たちは、軽快な太鼓の演奏に合わせて「ひょっとこ」や「おかめ」の姿で舞い踊り、訪れた人たちは、若い世代が取り組む地元の伝統芸能を楽しんでいました。
会場では、このほか、縦横2メートルほどの白いパネルを使って、アーティストたちが作品を制作する様子を披露し、アクリル絵の具やクレヨンで大きな木の年輪やザリガニなどの絵を描いていました。
イベントを企画した大村聖さんは「掛川市の城で、いろいろな人が楽しめる新しい催しをやりたいと思い企画しました。多くの人たちが、来年の芸術祭に関心を持ってもらえればうれしいです」と話していました。