高校生が障子を張り替え 富士市

富士市の高校に通う生徒たちが、地元のお年寄りたちに新しい年を気持ちよく迎えてもらおうと、持ち込まれた障子の張り替えを行いました。

富士市にある富士見高校では、地域の清掃活動などに取り組む「コミュニティ研究会」が、部活動として毎年、年の瀬が迫ったこの時期に、地元のお年寄りなどから持ち込まれた障子の張り替えをしています。
ことしは、およそ60枚あまりの依頼があり、16日は1、2年生や卒業生などおよそ15人が、古い障子紙をはがして新しい紙を貼る作業を行いました。
生徒たちは、顧問から「地域の人から預かった大切な障子なので、丁寧に貼りましょう」などと指導を受けながら、まず、骨組みに紙が残らないよう、ぞうきんを使って古い紙を慎重に取り除きました。
つづいて真新しい障子紙をのりのつけすぎに注意しながら貼ったり、余分な紙を切り落としたりする作業に取り組んでいました。
障子を張り替える作業は1週間ほどで終える予定で、年内には依頼のあったお年寄りのもとへ届けるということです。
「コミュニティ研究会」の部長で2年生の出井陽太さんは「新しい障子で、地域の方々が気持ちよく新年を迎えられればいいなと思います」と話していました。