浜松市がマンホールのふたを販売へ

浜松市は、合併前の市や町が製造し現在は使用せずに保管していたマンホールのふたを、初めて一般向けに販売することになりました。

販売されるのは、現在の浜松市に合併する前の旧浜松市と旧浜北市、それに旧引佐町が製造し、実際に使っていた鉄製のマンホールのふた、あわせて8枚です。
耐久年数とされる30年を超えたため、市が新しいものと交換し保管していたもので、いずれも直径はおよそ60センチ、重さは40キロほどだということです。
このうち旧浜北市のふたには、当時の市のシンボルマークの「市章」や市の花だった「サツキ」がデザインされています。
また、旧引佐町のふたには当時の町の花「シブカワツツジ」と、地域に生息し環境省が絶滅の危険が増しているとしている「ギフチョウ」が描かれています。
価格は、申込用紙に1枚あたり3000円以上の購入希望価格を書いてもらい、最も高い金額だった人に販売するということです。
申し込みの受け付け期間は12月18日までで、申込書を市の下水道工事課に郵送か持参で提出する必要があります。
市がマンホールのふたを一般向けに販売するのは初めてで、担当課は「ふたのデザインは今は作られていないものなので、これをきっかけに下水道事業に関心を深めてほしい」としています。