家康ゆかりの地の酵母でつくったクラフトビールが完成・開始

徳川家康ゆかりの地に咲いていたツツジから採取した酵母を使って静岡市などが開発したクラフトビールが完成し、1日から販売が始まりました。

静岡市葵区の静岡浅間神社にある売店では、午前9時の開店にあわせて関係者約10人が集まり、乾杯をしてクラフトビールの完成を祝いました。
このクラフトビールは、静岡市などでつくる大河ドラマ「どうする家康」の活用推進協議会と静岡大学の研究所が、1年以上をかけて開発を進めてきたものです。
家康ゆかりの地で品質の高いビールづくりに必要な酵母を探し続けた結果、静岡市の山あいにある「お茶蔵」の周辺で咲いていたツツジから採取した酵母が最適であることが確認されたということで、この酵母を使った3種類のビールが11月完成しました。
神社の売店では1日からビールの販売が始まり、多くの人が買い求めていました。
試飲した人たちは、「フルーティーなのでビールが苦手な方でも飲みやすいと思いました」とか、「日本酒のようにまろやかなとろみが感じられておいしいです」などと話していました。
このビールは、静岡市内の3つの醸造所であわせて2600本限定でつくられ、静岡浅間神社の売店やJR静岡駅構内にある「駿府楽市」などで販売されています。