掛川市で市民が「ボッチャ」を体験するイベント
東京パラリンピックで日本代表が活躍した球技の「ボッチャ」を、市民が体験するイベントが掛川市で行われました。
このイベントは、「掛川市ボッチャ協会」がおととしから行っていて、市内の体育館には、障害のあるなしに関わらず小学生からお年寄りまで150人が集まりました。
「ボッチャ」は、脳性まひなどで運動機能に重い障害がある人のために考案された球技で、チームごとに赤と青のボールを6球ずつ投げ合い、的となる白い球にどれだけ近づけるかを競います。
おととしの東京パラリンピックで、県出身の杉村英孝選手が個人で日本初の金メダルを獲得したことなどから、県内でも関心を持つ人が増えています。
12日のイベントでは、障害のある人や小学生から高齢者がそれぞれチームを作って対戦し、ボールをうまく的のボールに近づけられると、歓声を上げたりガッツポーズを取ったりして楽しんでいました。
足に障害のある磐田市の19歳の男性は「どこに投げるのかを考えるのが楽しいです」と話していました。
掛川市ボッチャ協会の山田浩司会長は「多くの人たちにボッチャの魅力を伝えて、障害のあるなしにかかわらず楽しんでもらいたいと思います」と話していました。