湖西市 水道料金を平均10%値上げへ 2025年度から

湖西市は、老朽化した水道施設の改修費用などの財源を確保するため、再来年度、2025年度から水道料金を平均で10%値上げする見通しとなりました。

湖西市の水道事業をめぐっては、今後、人口減少で減収が見込まれることに加え、老朽化した施設の改修費用がかかることなどから、有識者や市民でつくる審議会が水道料金の値上げについて議論しています。
11月6日に開かれた審議会で、市は、2025年度から水道料金を平均で10%値上げする案と具体的な料金表を示しました。
2か月ごとの料金でみると、1人あたり1日240リットル使うものとして計算した場合、2人世帯で390円から740円に、4人世帯で750円から1100円ほどに値上がりする見通しだということです。
この案について審議会はやむを得ないとして承認し、市に対し市民への丁寧な説明を求めました。
市は、来年9月の市議会に水道料金の改定に向けた条例改正案を提出する予定で、可決されれば2025年4月からの値上げが正式に決まります。
湖西市水道課の鈴木克昌課長は「物価の高騰が続く中で値上げをお願いすることになるので、市民には施設改修の必要性などを丁寧に説明していきたい」と話していました。
水道料金をめぐっては、県内では浜松市も今年度から値上げの検討を始めています。