体育の授業中 高校グラウンドにニホンカモシカ現れる 浜松市

8日昼前、浜松市で高校のグラウンドに体長1メートルほどのニホンカモシカが現れましたが、生徒たちにけがはありませんでした。

8日昼前、浜松市西区にある県立浜松大平台高校のグラウンドに「カモシカのような動物が現れた」と学校の職員から警察に通報がありました。
学校によりますと、体長1メートルほどのニホンカモシカが数分間にわたってグラウンド内を走ったりうろついたりしたあと敷地の外に逃げたということです。
当時、グラウンドでは体育の授業が行われていましたが生徒たちはその場から離れ、けがはありませんでした。
浜松市によりますと、この付近では山の中でニホンカモシカが目撃されるケースはあるものの、住宅地や学校に現れるのは珍しいということです。
1年生の生徒が撮影した映像にはニホンカモシカがグラウンドの周囲を走る様子が映っています。
1年生の生徒は「この辺りでカモシカを見たことはなくとてもびっくりしました」と話していました。
米本敦教頭は「グラウンドにはネットが張ってあり、防犯対策は十分しているが、生徒の安全を最優先に考えて対策を見直していきたい」と話していました。
浜松市によりますとニホンカモシカは比較的おとなしく、危害を加える可能性は低いとして市は見かけても近づいたりエサを与えたりしないよう呼びかけています。