天竜浜名湖鉄道沿線を花で彩る取り組み 全国コンクールで大賞

県西部を走る天竜浜名湖鉄道の沿線を四季折々の花で彩る取り組みが、「全国花のまちづくりコンクール」の大賞に選ばれ、関係者はさらなる観光客の誘致につなげたいとしています。

天竜浜名湖鉄道や浜松いわた信用金庫などでは、車窓からの景観を楽しんでもらおうと駅や沿線のあわせて18か所に四季折々の花や樹木を植える取り組みを5年前から進めています。
花の管理や周辺の草取りは地元の企業や住民に委託していて、これまでに活動に参加した人の数はのべでおよそ1万人にのぼるということです。
この取り組みが、農林水産省などの呼びかけで花を生かしたまち作りに貢献する個人や団体を表彰する「全国花のまちづくりコンクール」でことし、大賞を受賞しました。
鉄道会社などでは、今後、観光産業や地元の大学生などとも連携しながら、沿線の観光地や飲食店にも足を運んでもらうような観光プランを企画するなど地域への誘客につなげていきたいとしています。
浜松いわた信用金庫の米澤浩祐さんは「県西部には魅力のあるところがたくさんあるので、自信持って自慢できる地域作りをしていきたい」と話していました。