静岡市が清水庵原球場の改修費など盛り込んだ補正予算案

プロ野球の2軍球団に内定している「ハヤテ223」の本拠地の清水庵原球場について、静岡市は、公式戦の開催に必要な改修費などを盛り込んだ補正予算案をまとめました。

静岡市の難波市長は、6日の定例会見で、11月20日開会の市議会に提出する補正予算案を発表しました。
このうち、「ハヤテ223」の本拠地の市営清水庵原球場について、プロ野球公式戦の開催に必要な改修費として3000万円が盛り込まれました。
具体的には、球場そばの道路に打球が飛ばないよう幅70メートル、高さ5メートルのフェンスの設置や、内野スタンドのファウルの打球を防ぐネットの高さを2メートルから3.5メートルにかさ上げ、外野のフェンスの改修などで、シーズン開幕前の来年3月までに行われることになっています。
財源には、企業の寄付で税が軽減される「企業版ふるさと納税」が充てられます。
難波市長は会見で「監督やGMが決まり期待も高まってきた。企業版ふるさと納税を含め、地域や全国から広く支援してほしい」と述べました。
このほか補正予算案には、巴川流域の水害対策として遠隔監視装置を設置し、2つの防災調整池に大雨の前に水を抜いて貯水量に余裕を持たせるための排水ポンプを設置する費用などに8500万円を計上しています。
一方、市民文化会館の大規模改修については、発注形式の変更や改修規模の縮小などで、必要な費用が現在の160億円から120億円程度まで圧縮されることが明らかにされました。