海外出身者に日本の家庭料理教室 浜松市

日本の家庭料理に親しんでもらおうと、浜松市で海外出身の人たちを対象にした料理教室が開かれ、なじみの薄い煮物づくりなどに挑戦しました。

料理教室には、県西部で暮らすフィリピンやインドネシアなど5つの国の出身者と日本人、あわせて20人あまりが参加しました。
メニューは、簡単にできる日本の家庭料理で、かぼちゃの煮物や大根とにんじんの「紅白なます」、それにきゅうりのめんつゆ漬けなど5種類です。
講師役のボランティアの主婦などから、簡単な日本語で、調味料の使い方や手順について説明を受けながら、調理を始めました。
参加した人たちは、しょうゆや酢など調味料の名前を確認しあったり、野菜の切り方を教えあったりして、慣れない料理を楽しんでいました。
中には、初めて使った炊飯器の便利さを感じたり、キュウリに塩を振ると水分が出ることに驚いたりする人もいて、さまざまな国籍の人たちで発見を共有していました。
フィリピン人の女性は「とてもおいしいです。初めて知った調味料もあるので、これから使ってみたい」と話し、インドネシア人の男性は「みんなと一緒に作って楽しかったです。家でも作ります」と話していました。