自動車部品メーカー 不正アクセスで個人情報1000件余流出

湖西市に本社工場がある自動車部品メーカーの「ベルソニカ」は、会社のサーバーが外部から不正なアクセスを受け、取引先の担当者や社員などの個人情報、1000件余りが流出したと発表しました。

湖西市の自動車部品メーカー「ベルソニカ」によりますと、ことし9月下旬、会社の生産実績などを管理するシステムのサーバーが不正なアクセスを受け、データファイルが破壊されているのが見つかったということです。
会社が調査したところ、10月上旬に「ダークウェブ」と呼ばれるインターネット上の闇サイトに、「ベルソニカのデータを公開する」という通知が掲載され、その後、同じ闇サイトにデータファイルがアップロードされているのが確認されたということです。
流出したのは、ベルソニカに商品を納めている取引先の担当者の名前やメールアドレスなど467件と社員や元社員、その家族の名前や住所など568件です。
これまでに個人情報が悪用されたケースは確認されておらず、流出が確認された人に対しては個別に連絡を取り、状況を説明するということです。
ベルソニカは、引き続き流出の可能性がある情報について調査を進めるとともに、会社のサーバーのセキュリティを強化するとしています。