富士市 住宅地近くでクマ3頭目撃 市が注意呼びかけ

30日朝、富士市の住宅地の近くで3頭のクマが目撃され、市内では、この1週間であわせて4件の目撃情報が寄せられていることから市が注意を呼びかけています。

富士市によりますと、30日午前4時半ごろ富士市中之郷の道路沿いで「3頭のクマが歩いている」と車の運転手から市に情報が寄せられました。
目撃されたのは、共立蒲原総合病院そばの住宅地近くで、親グマ1頭と子グマ2頭のあわせて3頭のツキノワグマとみられています。
富士市内では、29日未明にも間門地区の間門浅間神社の近くでクマ1頭が目撃されるなど、この1週間であわせて4件の目撃情報が寄せられています。
30日朝に目撃されたクマと残る3件のクマは富士川の西側と東側に分かれていることなどから別のクマとみられています。
近くに住む70代の女性は「毎朝散歩に出ているが、クマは見たことがないので驚いています。孫がここから30分ほど離れた小学校に通っているので、心配です」と話していました。
この時期にクマが出没するのは珍しいということで、市は、目撃情報があった場所ではクマがよく活動する早朝と夜間は特に注意してほしいと呼びかけています。